Hirologue

年齢を理由にエンジニアになることを諦めないミドルの成長記録

EP 6: GitのHubだからGitHubなんだな

はじめに

前回の記事では、自分のPCでGitを使ったバージョン管理をしてきました。
でも、Gitを使ってチーム開発をする なんてことを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

チーム開発をするには、何らかの方法でデータを共有する必要があります。
そこで、Gitのホスティングサービスの代表格であるGitHubの出番です。
他にもGitのホスティングサービスはありますが、ここでは世界中で使われているそんなGitHubについてです。

アカウント作成と認証

GitHubを利用するには、ユーザーネームやメールアドレスを登録してアカウントを作成する必要があります。
アカウント作成が済んでいない方は、👇こちらからどうぞ github.co.jp

ターミナルを起動して、Gitの管理下にあるディレクトリにいることを確認しましょう。

それでは、GitHubに登録したユーザーネームとメールアドレスをGitに登録します。
まずはユーザーネームの登録です。
$ git config --global user.name "< user name >"
この< user name >にはアカウント作成時に入力したユーザーネームを入れてください。

次にメールアドレスの登録です。
$ git config --global user.mail < your mail address >
この < your mail address > にはアカウント作成時に入力したメールアドレスを入れてください。

ついでに、使用するエディタも登録しましょう。
登録しておくとコミットメッセージを入力するときなど、何かと便利です。
例 Visual Studio Code を使っている場合
$ git config --global core.editor "code --wait"
sublimeなど他のエディタを使っている場合は、code の部分を書き換えてください。

最後に認証のための設定です。
設定方法が若干複雑なので、ここは公式ドキュメントを参考にしてください。 docs.github.com

リモートリポジトリの作成

GitHub上で管理する場所のことをリモートリポジトリ(略称 リモートリポ)といいます。
また、自分のPC上で管理する場所のことをローカルリポジトリ(略称 ローカルリポ)といいます。

ということで、GitHub上でデータを管理するなら、リモートリポジトリを作成しなければなりません。
では、GitHubでリモートリポジトリを作りましょう。
作成方法は次のとおりです。

  • GitHubのHome画面の右上のアイコンから Your Repogitoriesを選択します。
  • Repogitoriesのページで画面右上の New をクリックします。


  • リモートリポジトリの名前を入力します(ローカルリポジトリ名と違ってもOK)。
  • Create Repogitory をクリックします。


  • 接続方式をHTTPSSSHから選択します(接続方式によってURLが違いますので、ご注意ください)。
  • 表示されているURLをコピーします。

GitHub上で行う操作はこれで完了です。


ローカルリポジトリと紐づける

いよいよローカルリポジトリとリモートリポジトリを紐づけます。

ターミナルを起動して、Gitの管理下にあるディレクトリにいることを確認しましょう。

紐づけるためのコマンドはたった一つです。

$ git remote add origin <コピーしたURL>

コマンドの remote add の意味は何となく想像できると思います。
でも、この origin って何だ?って思いますよね。
これは、GitHubに接続するたびにURLを入力するのが面倒なので、 origin という単語で URLを登録しますという意味です。
コードのように表現するなら origin = リモートリポジトリのURL ということです。
別にoriginじゃなければダメという事はありませんが、慣例としてそうしているようです。

さて、ローカルリポジトリとリモートリポジトリの紐づけが上手く行ったか次のコマンドを入力して確認してみましょう。

$ git remote -v

これでエラーが表示されずにURLが表示されればOKです!

では、最後にリモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映させましょう。
リモートリポジトリにローカルリポジトリの内容を反映することを「プッシュする」と言います。

コマンドは次のとおりです。
$ git push origin main

プッシュした際に、GitHubアカウントのユーザーネームやメールアドレスを入力を求められることがありますので、指示にしたがって入力してください。

エラーが表示されなければ上手くいってます。
最後にGitHubリポジトリを確認してみてください。
きっと、プッシュした内容が反映されているはずです。 これで、ローカルリポジトリで記録した内容をリモートリポジトリに反映することができました。



いかがだったでしょうか、ついに日々の学習記録をGitとGitHubで管理することできるようになりました。

ところで、GitHubのアカウントページには、コントリビューショングラフというものがあります。 これは、日々の活動(コミットなど)を緑色でマークして可視化したものです。
このマークをつけることを草を生やすともいいます。
草を生やすのは「草www」ではなく、学習を頑張った証です

転職を目指すなら、コントリビューショングラフを緑一色の大草原にしましょう!